車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

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車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

新車でも中古車でも車に傷が付いてしまうとショックを受けるはずです。ただ、ボディを見ると細かい小傷は無数に付いています。洗車機に入れれば洗車痕が残るように、塗装の膜は柔らかく痕が付きやすくなっているからです。

 

ここではオーナー自身が修理できる傷の見極め方や補修方法を紹介していきます。コンパウンドやスプレーなどは簡単に小傷を消すことができるため、チャレンジしやすい手段になります。塗装自体が剥がれるような深い傷は、直すのに知識と経験が必要です。もし、DIYで補修を検討している場合は、事前にできるか確認してみましょう。

 

 

※目次※

1. 車の傷消しは自分でできる場合がある

2. こんなケースのときはどんな車の傷消し剤を選ぶ?

3. 車の傷消し剤を使うときは慎重に判断しよう!

4. 自分で補修するのが難しい傷もある

5. まとめ

 

■POINT

・車に付いた傷はオーナー自身でも補修ができるが、状態を見極める必要がある

・水を流すと目立たなくなるような小傷は、コンパウンドやスプレーで補修可能

・DIYの補修方法は、使用する補修剤によって異なる。傷によって最適なタイプを選ぼう

 

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車の傷消しは自分でできる場合がある

車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

車を走らせていれば小傷が付いてしまうのは避けられません。例えば、高速を走っていて飛び石によってバンパーに小傷が入ることは十分に考えられます。また、洋服のジッパーなど硬い物が当たってドアが傷つくこともあります。

 

傷付くたびに直していると、費用もかさんでしまいます。そこで小傷ならオーナー自身で補修することも考えてみましょう。ここでは、傷のタイプによって適した補修方法を紹介します。

 

自分で車の傷を消すメリットは安さ

オーナー自らで傷を直すメリットはコストの安さです。もし、ボディに入った小傷をディーラーやカーショップ、専門店などで修理すると、最低でも1万円以上はかかってしまいます。しかし、補修用品をそろえて自身で補修すれば、コストは補修用品の購入代のみです。

 

細かい傷を直すコンパウンドやタッチペンなら1,000円程度で購入ができ、大掛かりな作業となるパテや塗装も1万円以下でしょう。ただ、作業内容によっては難易度が高くなります。傷の状況に合わせて自分で対応できるか考えてみましょう。

 

傷の状態に合わせて傷消し剤の種類を選ぼう

市販の傷消し剤は、傷の状態によって使い方が異なり、種類は7つあります。きれいに傷を修理するためには、各タイプの特徴を理解することが重要です。

コンパウンド

・車の表面を研磨剤で削ることで傷の凹凸が目立ちにくくなる

・液状からチューブ状やシート状などがある

・種類によって粒子の大きさが異なる

タッチペン

・小型のハケやペン先で塗装が剥がれた部分を隠せる

・状態によっては下処理が必要になる

ワックス

・傷に成分が入り込み表面をコーティングして傷を目立たなくする

・固形、半練り、研磨剤入りなど種類がある

スプレー

・色を塗り重ねることで傷を目立たなくする

・広い範囲の傷を隠せる

・撥水効果やコーティングの効果ある

・下地の処理や手間がかかる

クロス

・拭くだけで効果が得られる

・繰り返し使うことも可能

シール

・貼るだけで傷を隠せる

・誰でも修正できる

・曲面に適した素材のもある

パテ

・凹みを埋めて平らにする

・ペースト状、粘土状など複数のタイプがある

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傷の状態によっては、これらの傷消し剤を組み合わせて使うと効果的な場合もあるため、補修する傷に適したタイプを選択します。

 

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こんなケースのときはどんな車の傷消し剤を選ぶ?

車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

オーナー自身が車に付いた傷を直すときには、まずは傷の入り方を見てみましょう。傷のタイプによって適した補修剤があります。

爪が引っかからないような細かく浅い傷は、コンパウンドやスプレーなどで直すことができます。深めの傷はタッチペンや塗料を使いますが、塗るだけでなくヤスリなどを使って下地を補正する前処理が必要です。

 

作業に自信がない場合には、専門店へ相談してみましょう。プロに任せたほうが仕上がりは圧倒的にきれいです。

 

水で目立たなくなる細かな傷の場合

水に濡れると目立たなくなるような細かく浅い傷には、コンパウンドやワックスタイプの傷消し剤がおすすめです。磨くだけで傷が目立ちにくくなり、広い部分の傷を補修できます。

 

コンパウンドタイプは粒子の大きさによって種類があります。傷の状態に適した物を使用しましょう。粒子が大きい粗目は下地処理に、粒子が小さ目の細目や極細は艶出しに向いています。

 

ワックスタイプは、研磨剤入りと無しの2種類があります。研磨剤が入っているタイプは、力を入れすぎると塗装が剥がれてしまうため、傷を消そうとしてこすりすぎないようにしましょう。

 

線状の浅い引っかき傷の場合

引っかき傷のような線状の細くて浅い傷が付いた場合は、タッチペンタイプを使いましょう。車体の色に合わせた物を選ぶと、傷がより目立ちにくくなります。使い方は簡単で、隠したい箇所にペン先を当てて塗っていくだけです。

 

少し手間はかかりますが、サンドペーパーなどで下地処理を行うと自然に仕上げることができます。普通に運転していても、飛び石などにより線状の引っかき傷は付きやすいので、車に1本置いておくと手軽に補修できるため便利です。

 

塗装が剥がれて下地がむき出しになっている場合

塗装が剥がれ下地がむき出しになっている場合は、パテを使いながら他の傷消し剤と組み合わせた補修がおすすめです。

パテは傷や下地の露出による凹凸を平らにできるため、下地処理として使用します。埋め込み完了後、上から傷の範囲に合わせてタッチペンやスプレーを使い補修していきます。

 

傷が深く広範囲にわたる場合は、業者に依頼したほうが早くきれいに補修できます。予算や時間を考慮して判断しましょう。

 

浅く広い面積のすり傷の場合

浅い傷が広範囲に付いている場合は、スプレータイプの傷消し剤で補修できます。ワックスタイプやコンパウンドタイプでは、広範囲の補修に労力と時間が必要ですが、スプレータイプなら吹き付けるだけで、傷を目立ちにくくできます。

 

ただし、スプレーを使った傷消しは難易度が高いため、個人で行うことはあまりおすすめできません。きれいに仕上げる自信がない方は、挑戦せずに業者に依頼したほうが賢明です。

 

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車の傷消し剤を使うときは慎重に判断しよう!

車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

上記の項目では、車に付いた傷の種類に適している補修剤を紹介しました。それぞれの補修剤はメリットやデメリットがあります。ワックスのようにオーナー自身が簡単に使えるタイプもあれば、専門的な下処理が必要なタイプもあります。

 

ここでは、具体的な注意点や作業方法を紹介していきます。

 

色選びを間違えると目立ってしまう

タッチペンや塗料などの傷消し剤には、数多くの色があります。補修する車体の色に合わせた傷消し剤でなければ使用した部分が目立ってしまいます。ボディに使用されている色に合わせた傷消し剤を選ぶ必要があります。

 

同系統の色に見えても実際に使うと色合いが少し違うことがあるため、メーカーや車種に割り当てされている色番号をチェックすると良いでしょう。色番号はエンジンルームや運転席などのコーションプレートに記載されています。車体やパッケージの見た目で判断せずに車両に合った色を確認して傷消し剤と照合して選びましょう。

 

コンパウンドはコーティングが剥がれる

コンパウンドタイプの傷消し剤を使う場合は、車のコーティングの有無を確認しましょう。コンパウンドは、車体の表面を削るので、コーティングが剥がれてしまいます。

 

コーティングを剥がしたくない場合は、研磨剤が含まれていないタイプのノーコンパウンドがおすすめです。樹脂やゴムといった素材もコンパウンドにより変質する可能性があるので、樹脂のバンパーやタイヤはマスキングを行い、保護しましょう。

 

傷消し剤の種類で難易度が変わる

傷消し剤は種類ごとに補修方法が違うため、使用する傷消し剤によって作業の難易度や仕上がりが異なります。傷に直接用いるタイプもあれば、下処理が必要なタイプもあります。使い方が難しい傷消し剤でも、説明書を読みながらなら補修自体は可能です。

 

しかし、コンパウンドやスプレーのように、使い方にコツが必要なタイプは、経験によって仕上がりに違いが表れやすいです。傷の状態だけでなく自分が傷消し剤を使いこなせるかも選ぶ際の判断材料になるでしょう。

 

業者への依頼よりも高くつく場合がある

傷の状態によっては、タイプの違う傷消し剤を組み合わせて補修する場合があります。下地処理を行うためにパテ、色を塗るためペンやスプレー、仕上げにワックスまで準備すると合計費用は高額です。初めて補修を行う方は、失敗して買い足す可能性もあります。

 

素人では傷の程度を正確に見極めることが難しいため、必要以上に道具を買いそろえてしまうかもしれません。個人の判断で全ての傷を補修しようとすると複雑な作業になり、最終的に業者へ依頼するよりも費用がかかってしまうケースも考えられます。

 

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自分で補修するのが難しい傷もある

車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

ここまでオーナー自身で小傷を補修する方法を紹介してきました。傷の種類によっては、DIYのレベルでは補修できないこともあります。ボディが大きく凹んだ場合などは板金が必要となるため、専門店に任せましょう。

 

また、塗装が剥がれるような傷もオーナー自身では補修しづらいので、その際にはプロに相談することをおすすめします。

 

塗装の下地が見えるほどの深い傷

車の塗装は、下地と塗装膜とクリア層の3層で構築されています。この中でも傷消し剤がカバーできる部分は、表面のクリア層のみです。そのため、塗装膜から下地にかけて傷が深くなるにつれ、傷消し剤を使用した補修が困難になります。傷消し剤では補修できないほどの深い傷は専門業者への依頼がおすすめです。

 

クリア層の傷を判断するには、水をかける方法が簡単です。クリア層が剥がれた浅い傷は水をかけることで、目立ちにくくなります。水をかけても消えない傷は、傷消し剤での補修が難しいといえるでしょう。

 

大きな凹みや歪みのある傷

傷消し剤は、表面の傷を目立ちにくくする目的で使用する物なので、大きな凹みや歪みの生じた傷は補修することができません。凹みや歪みが生じている傷は、板金塗装を行っている業者へ依頼する必要があります。

 

特に板金は高い技術力が必要となる修理のため、修理費用は高額です。しかし、傷から凹みや歪みまできれいに補修してもらえるので、きれいな仕上がりが期待できるでしょう。

 

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まとめ

車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

車に付いた傷の修理方法について紹介してきましたが、傷によっては、オーナー自身で補修できる傷と専門店に任せた方がよい傷があります。

 

水をかければ目立たなくなるような小傷は、コンパウンドやスプレーなどで簡単に補修することができます。ただ、研磨剤が入っているとコーティングが剥がれる可能性があるので注意しましょう。

 

タッチペンや塗料などの補修もコツをつかめば、ある程度はきれいになります。ただ専門店と仕上がりを比べると差はあるので、妥協できるならDIYでチャレンジしてみましょう。

 

 

■ライタープロフィール

車の傷消しをやってみよう!傷消し剤の選び方や補修時の注意点

真鍋裕行

出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。

 

 

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